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小川未明『月夜とめがね』
わあ。
6月は忙しかった!
あっという間に7月で、7月も頑張ります。
そして、
『月夜とめがね』が発売になってから一ヶ月以上が
たってしまいました。



小川未明のお話、特に『月夜とめがね』は
こどもの頃から好きでした。
明るくて寂しくて本当のような不思議なような
月のきれいな春の晩のお話です。
大正11年に書かれました。

お話にそって絵をおこしていって
気がついたのですが、
頭の中で思い描いていたイメージや場面と
お話の実際の文章が必ずしも重ならなくて、

「こういう絵にしよう」と頭の中で
思い描いていた場面は、
しかし改めて読んでみるとそんな描写は
本文中には出てこず、

頭の中でいつの間にか自分だけの
『月夜とめがね』を作ってしまっていたのだなあと
思いました。

はっきりとした理想があって、
でもうまくそこに近づけることができなくて、
試行錯誤しながら作っていたら、
依頼をいただいてからかなりの時間がかかって
しまったのですが、

うまくいかなかったなあとか、
もっとこうすればよかったなあと思う点も
たくさんありますが、
作っては壊し作っては壊ししながら
丁寧に編み上げてきた(つもりの)本です。

月のあかりと
かすかに薫る花を感じていただけるといいなあと
思いながら作りました。
本屋さんで見かけることがありましたら
ぜひぜひ手に取ってみてみてくださいますように。

9月に下旬には、原画を飾らせていただく予定です。
場所は銀座です!

『月夜とめがね』の話題、もうちょっと続きます。



| kumaneko2009 | 00:05 | comments(12) | trackbacks(0) | pookmark |

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